脂質について 油の種類を意識しよう!
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多くの方が食事の際に気にしているであろう脂質。
太りたくないしあんまり取りたくないという方も多いと思います。
今回はそんな脂質 油についてお話しします!
まず、脂質が身体の中でどのように使われているのか簡単にみていきましょう!
・エネルギーの源
・体温の維持
・脂溶性のビタミンなどの吸収を助ける
・ホルモンやビタミンDの素となる
・細胞膜の素となる
・臓器を保護する
前回のコレステロールの話と重なる部分もありますが、このように様々なところで使われています。
特に1日で170億個もの細胞が入れ替わる人間の身体においては細胞膜の構成は必要不可欠ですし、エネルギーにおいてもタンパク質や炭水化物の約2倍のエネルギー量をもつ脂質は重要な栄養素です。
この大切な栄養素の脂質!
これを良質なものにするとしないとでは身体の中の環境は大きく変わることになります。
次に脂質の種類について見ていきましょう!
まず大きく2つに分けることができます。
お肉やバター生クリームなどの乳製品で多く含まれる常温で固体の脂質。
過摂取により血液がドロドロになり心疾患のリスクを高める。
植物油や魚、豆などに多く含まれる常温で液体の脂質。
血液中の脂肪を減らしサラサラにする。
見ての通り飽和脂肪酸は摂りすぎると良くないことがわかります。
しかし逆に少な過ぎても脳出血などの問題を引き起こすため注意が必要です。
これは普段から皆さん気を使っていると思います。
今回、僕が注目して欲しいのは不飽和脂肪酸!
次は不飽和脂肪酸を詳しく見ていきます。
不飽和脂肪酸に含まれ人間の体内で作ることができず、食事で取る必要のある必須脂肪酸!
その内の2つに注目していきます。
・オメガ3系
青魚に多く含まれるDHAとEPA、エゴマ油やアマニ油に含まれるリノレン酸などがある。
・オメガ6系
サラダ油など植物油に含まれるリノール酸など
どちらも体内で生成できないため必要ですが、ここで大事になるのが配分、バランスです。
食事の欧米化によって日本古来の食生活は崩壊してしまいました。
魚の摂取量は減り、調理にはサラダ油を多用する。お菓子やパン、お惣菜、ファストフードなどの加工食品にもオメガ6系が多く含まれています。
それによってオメガ6系が過多にオメガ3系が不足するという状況になってしまいました。
オメガ3系とオメガ6系は喧嘩をしやすい性質を持ち、どちらか一方が過多になるともう一方の性質を抑え込んだしまいます。
オメガ6系とオメガ3系の割合は4:1が理想的だとされていますが、現代の食事では30:1の割合だという調査結果が出ているぐらい偏りが生じています。
オメガ6系が増えることで免疫細胞が働きにくくなりアレルギー反応などの炎症が起きやすくなります。
日本で大問題となっている花粉症もこれが原因の1つだと言われています。
さらには動脈硬化や心疾患といった循環器系の病気のリスクも高まります。
では日常でどのように気をつければよいのか?
・できる限り魚を食べる
これは脳に入るオメガ3がDHAだけのためです。目の網膜や神経系の細胞の膜で情報伝達を手伝います。
青魚が理想ですが、マグロなど大型魚のトロにも多く含まれるためツナなどもおすすめです。
・足りないオメガ3系をアマニ油やえごま油で補う
かなりの魚好きでない限り魚だけでは補えないためこちらも重要になります。
サラダなどに小さじ一杯ほどかけるのがおすすめです。
・加工食品の摂取を控える
お菓子やデザート、パンなど目に見えないもので多くのオメガ6を摂取しています。
・サプリメントで摂取
普段から意識していても不足しがちです。
魚を食べない日などはサプリメントで摂取することもおすすめです。
間違いやすい問題!
オメガ3系が豊富という売り文句の商品は多くあります。
キャノーラ油やナッツなど目に止まると思いますが、キャノーラ油には脳に対する有害物質が含まれると言われていますし、ナッツに関してはオメガ3系も含まれますがオメガ6系も多く含まれお菓子などの代用としてはおすすめですが、ナッツを食べてオメガ3を摂取するのはおすすめしません。
お恥ずかしいのですが、ナッツに関しては僕もついこの前までオメガ3系の摂取のために食べていました。😭
勉強して良かった!
さらにマーガリンやショートニングなどもオメガ6系を化学的に固形化させたもので、身体に悪いという研究結果も多くあります。
原材料にマーガリン、ショートニング、食用精製加工油脂などの表記があるものは摂りすぎに注意が必要です。
世の中が便利になる一方で身体に悪いものも増えている現代社会。
我が身を守るためはもちろん、体質は子供にも大きく関与します。
生まれてすぐの子供がアレルギーを持っていることも少なくありません。
家族を守るためにも正しい知識をもって日常を送ることが大切だと思います。
今からの生活を変えることでこれから作られる身体は変えることができますが、今までにたまったものはなかなか体外に抜けません。
オステオパシーは内臓の機能改善やホルモン系の調整など体内の毒素を放出するための手助けをすることができます。
今回少しでも健康な体を維持したい!と思って頂けた方は僕のオステオパシーを是非受けにきてください!
ご予約お問い合わせお待ちしております。