喜びの声
この週末も多くの方にご来院頂きましてありがとうございます。
良くなったよーというような嬉しいご報告は毎回頂くのですが、今回は僕が目指す治療「予防医学」 として嬉しいご報告を頂いたのでご紹介させていただきます!
その患者さんは近所に住む中学3年生のテニス部の女の子です。きっかけは左手首の痛みで初回の治療後すぐに良くなったのですが、その後も部活中の転倒などで左手を痛め月一回のペースで来院されていました。昔から仲の良い子なのでよく知っているのですが、遠征などハードな日程が続く度に風邪や感染症などで体調を崩してしまう子でした。
そんな彼女が治療を始めてからの約3ヶ月、総体前のハードな日程が続くこの時期を体調を崩さずに乗り切れたそうです。
偶然であったり、たった3ヶ月では分からないって感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、オステオパシーの原理に基づき全身を評価していく中で左手首の痛みは左の鎖骨に問題があることが分かりました。(小学生の時に鎖骨を骨折しています。)鎖骨の下には全身のリンパが集まってきて静脈に合流するポイントがあります。鎖骨に問題があることはこのリンパの構造にも問題を与えリンパ系の主要な働きである免疫機能に障害が起こるということは理論的に考えられます。そこを治療することで免疫機能が向上し体調を崩しにくくなったということです。
何より患者さん自身が痛みなどのはっきりした症状の変化だけでなく、この些細な変化に気づき報告してくださったことが僕の治療家として喜びであり成長を感じた瞬間でした。
ここからは個人的な話ですが、僕が体調を崩していた高校時代、当時小学校高学年だった彼女がクリスマスやバレンタインなどイベントがあるたびに手書きのメッセージで身体を大切に勉強や学校がんばって!と応援してくれたことが励みになりました。その恩を少しでも返せたかな?と思います。