気圧による体への影響
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今回は気圧による体への影響についてお話ししたいと思います。
低気圧の影響から
・頭痛
・古傷の痛み
・めまいや耳鳴り
・気分が優れない
・鬱や不安症など
様々な症状が出ている方も多くいらっしゃいます。
僕自身も軽い頭痛やマラソンで捻挫をした足の痛みなどが出ることがあります。
なぜ気圧の変化が身体に影響を及ぼすのか?
その仕組みを見ていきましょう!
気圧の変化を体感できるのが飛行機や潜水、トンネルなど
耳が詰まったような、キーーーンとなるあの現象です。
これは耳にある鼓膜の中と外で圧力の変化が生じるために起こります。
通常この内外の気圧差には耳管という鼓膜の内側と鼻の奥を繋ぐ管が開け閉めすることで対応します。
普段は菌が入らないように閉まっていますが、あくびや嚥下によって開くようにできています。
ツバを飲み込んだら治ったり、雨の日は眠くなるのはこういう関係があるんですね😊
この耳管の機能がうまく働かないことで自律神経の乱れが生じ、バランスが崩れることで体調に変化をもたらします。
では、なぜ耳管の働きが低下してしまうのか?
それは側頭骨と呼ばれる頭蓋骨💀の一部が関与しています。
このように頭蓋骨は色が付いた骨の部分で分かれており15種22個の骨から構成されています。
今回注目するのはオレンジの骨🧡
左右対象にある側頭骨です!
写真に写っている窪みは耳へと続く穴で側頭骨の中で耳を構成する器官は守られています。
この側頭骨から鼻の方へと伸びていく管が耳管になります。
本来、頭蓋骨は22個の骨がそれぞれほんの少しの動きを持ち、絶えず動いています。
側頭骨も例外でなく、そのほんの少しの動きに乱れが起きることで耳管などを引っ張ってしまい問題が起こるのではないか?と考えます。
実際に低気圧の影響を受ける患者さんの頭を触ると、側頭骨とその隣にある後頭骨の隙間が圧縮されているような方がほとんどです。
この圧縮を取り除き、頭のバランスと自律神経を整えてあげると改善される方が多いです。
これには頭部への外傷はもちろん、デスクワークの増加やスマホなどの普及によるストレートネックなどが大きく関係していると思います。
側頭骨と後頭骨には首からの筋肉や筋膜が強く付着していて、それらのバランスが崩れることは大きく影響を与えます。
その他にも携帯電話の普及によって耳元で電磁波を浴びてしまうことなども問題だと思います。
これらの問題を放置していると、首から繋がる筋膜は心臓を包む心膜へと続き心膜を引っ張ってしまうことで心臓の機能低下などが起こることも考えられます。
自律神経の乱れと心臓の機能低下、2つの観点から血圧のコントロールが乱れ循環器系にも問題が発生する…
このように身体は密接にお互いの構造と関与して支え合っています。
1つの乱れは全身に少しずつ負荷を加え、やがて補えきれなくなり一気に問題が出てきます。
おじいちゃんおばあちゃんになっても健康な人と1つの不具合から一気に身体を崩してしまう人の違いはここにあると思います。
少しでも長く健康的に大切な人と大切な時間を過ごしたい!
そんな想いから治療の勉強を始め、自分自身でも身体を気遣う生活を送っています。
心当たりのある方はオステオパシー治療で奇跡のような体験をしてみてください!
最後まで読んでいただいた方に向けて、低気圧の影響が出ている場合のセルフケアのマッサージをご紹介します!
1 耳をつまみ上下と横に5秒引っ張ります
2 耳を横に引っ張りながら、後ろに向かって5回円を描くように回します
3 耳の上下を親指と人差し指で挟み込み、折り曲げるように5秒間キープします
4 耳全体を手で包み込み、後ろに向かって5回円を描くように回します
※あまり激しく強くすると悪化する場合もあるため気持ちいい程度に1日3回ほど行ってください
まだまだ雨の日は多いみたいですが、身体を整えて穏やかな日々をお過ごしください😊